かつての大学受験のお話です。私は高校時代、国公立大学薬学部を目指して、勉強していたのですが現役合格に失敗し、1年浪人を経験しました。一般的に、浪人する場合は予備校に入学することが多いと思いますが、私の地元には大手予備校がなかったですし、ちょうど私自身もどうせなら一から全て自分の力でやってみたいという気持ちから、予備校に通わず自宅で浪人する、いわゆる宅浪を決意しました。
宅浪の結果はどうだったかというと、、、第一志望校である国立大薬学部には落ちました。はい。
しかし、第二志望としていた公立大薬学部には合格しました(第二志望も現役時代には手が届かない難易度でした)。国立大学に不合格であったのは、とても残念でした。そもそも国公立大学の薬学部を目指したのは、『お金をかけずに薬剤師の免許をとるということ』という目標があったからで、できれば地元の近くの国立大薬学部に入りたいと思っていました。第一志望は不合格となってしまいましたが、最低ラインはクリアしたこと、浪人生活ももうお腹いっぱいだったので、入学することにしました。まあ半分成功かな?という結果でした。
半分成功という身分で恐縮ではあるのですが、宅浪するなら必要だと思うことについて、記載したいと思います。
自宅以外の勉強場所
自宅以外で集中できる場所を最低1つあったほうが良いと思います。カフェ、図書館、有料の勉強自習室など。
自宅浪人は何から何まで自分1人で考えて勉強しなければなりません。まずは、集中できる環境を作ることがとても重要です。机の上に座っているだけでは良い、というわけではなく、集中して覚えるべき内容をしっかり頭に入れていかなければなりません。一年間という期間は、長いようで短いです。予備校生は、フルスロットルで最初からガツガツ勉強しているはずなので、同じようなレベルで勉強しなければ受験競争には勝てません。
私の場合も、自己管理が課題であり、自宅にいるとどうしてもゲームしてしまったり、だらけてしまったりすると思い図書館に行っていました。大きくて綺麗な図書館が、自宅の近くにあったのは幸運でした。基本的に図書館で勉強していたので、正確には図書浪になりますね。高校の自習室も利用できたのですが、現役生と鉢合わせるととても惨めな気持ちになるので、勉強場所として利用する事はありませんでした。
勉強指南書、参考書の評価本
宅浪は、誰も勉強のやり方を教えてくれません。どのように進めるのか、どういう参考書を買うのかは自分自身で考えて決めなければいけません。とはいうものの、一から自分で考えるのは効率がよくないです。実際、受験生のための勉強指南書、参考書の評価本というのがありますので、それらを活用してスケジュール構成、参考書選定をしていくのが良いです。
私は、和田秀樹という方が著者である勉強本を参考にして勉強していました。今では、SNS、Youtubeなど数多くの情報収集手段がありますので利用できるものは全て利用していくと良いと思います。
浪人一年間のスケジュール、参考書選定は3月中に終わらせる
合格発表、卒業式、卒業旅行など忙しいシーズンでもあり、現役不合格での傷心もありますから、ひとまず勉強はほどほどにしていました。が、油断は禁物です。浪人すると決めたからには、1年間の浪人生活はもう始まっているので、現役時代の追い込み勉強を経験していればわかると思いますが、3月の時点ではとても長い時間があるように感じます。1年間も勉強時間あるなら余裕で東大もいけるんじゃないかと。ところが、浪人は油断すると学力が伸びにくいほか、下手したら現役よりも成績が悪くなる可能性があります。本屋に行って、参考書の選定をしていました。基本的には、勉強指南紹介、参考書評価本に沿っていました。本屋に行くと立ち読みして、内容確認できるので自分のレベル、少し上のレベルでできそうなものを買う前に確認していました。
スケジュール手帳、日記
スケジュール手帳、日記は必要だと思いました。私は全て紙に書き込んでいくスタイルでしたが、アプリでもなんでも良いので勉強スケジュールを立てて、予定通り進捗できたかどうか、どうかを確認できる達成度を確認できるものがあれば良いです。進捗管理だけでなく、その日の自分の気持ちをポジティブでもネガティブでも良いので、少しでも書き記していた方が、モチベーションの管理がしやすいです。
勉強していく中で、段々と精神的に追い込まれてきます。自分のその時その時の気持ちを書き留めておくと、落ち込んだ時、モチベーションが低い時に、浪人生活を始めた頃の自分の気持ちを書き記したものをみれば、初心に帰って回復するのに役に立ちます。
内容は、思ったことはなんでも、雑な文章でも良いので書き殴ってがおくのが良いです。例えば、模試で低い点数を取ってしまい判定が低かった悔しい気持ち、いつもよりもだらけてしまって後悔した日、親への感謝、先生への感謝、大学に入ったら何をやりたいかなどなど。
ストップウォッチ
学校での授業は、時間が来るとチャイムがなって強制的に休憩時間を取ることができていました。宅浪を初めて、この休憩時間はとても重要であるということに気付かされました。適度に休憩を取ることは、集中力を維持するのにとても重要です。メリハリをつけるということですね。自分の場合は、ストップウォッチを使用して、90分1コマとして最低5コマ1日を目標としていました。通っていた図書館の開館時間が9:30〜20:00でしたので、図書館で5コマは終わらせて、調子が良ければ、自宅でもう1コマといった感じでした。ストップウォッチは90分を制限時間のようにして、ラップ数がカウントされるような手のひらサイズの大きなもの。ちょうど体育の授業とかで、先生がタイム測ったりするのに使っているようなアレです。カウントダウン機能、ラップ計測ができるものが良いです。
ストップウォッチはスマホでもできますが、すぐネットサーフィンなどしてしまうのを避けるためにも、なるべく触らないようにした方が良いと思います。
ガム
意外でしょうか。ガムって、ストレスの分散、眠気覚まし、喉の潤い、間食とりすぎの防止など効能は多いと思っています。宅浪時代の私には、間違いなく必須アイテムでした。
学校であったり、職場などのではあまりガムを噛むことはありませんが、浪人生活は1人なので体裁なんて気にする必要はありません。おすすめは、よくあるアルミで包まれたキシリトールガムなどの粒状のタイプです。図書館にいて、勉強している間中ずっとガムを噛んでました。あと、チョコレート食べると溶けてなくなってしまうのでご注意を。
機会損失とならないように
浪人生活、できればやらないに越した事はないのですが、結果的にはやってよかったです。この先の人生、将来どうしていくのか、大学を行く目的についてよく考えることができました。自分は1年間しか、浪人していませんが、何年もやられている方、東大などの難関大学を目指す方、本当すごいと思います。
ただし、目的が特定の大学に入ることでなければ、私のように『国公立で薬学部に入り、お金をかけずに薬剤師になる』など、最低ラインがクリアできれば第一志望にこだわる必要はないです。とはいうものの、第一志望校を持つことは重要です。第一志望校合格へ向けて本気で勉強したからこそ、第二志望校合格できたと思っています。目標は高く設定した方が、本気で取り組んだ時に得られる収穫もそれだけ多くなりますので。
大学へ入った後も、自分の考えが変わることもあります。私はもともと薬剤師として働くことを目標としていましたが、大学生活を送っていく中で、色々と考え方が代わり、結果として今ではメーカーの研究職として会社員しています(薬剤師の国家試験は無事合格し、薬剤師の資格はしっかり持っています。)。
難関大学に入ることは、社会的なステータスとなるのでとても重要なことだと思いますが、こだわりすぎないほうが精神衛生上良いと思います。大学に入ってからも色々経験して、今まで知らなかった気づきがたくさんあるとと思いますので、そのような貴重な経験を損失しないためにも、浪人生活を続けすぎない方が良いかと思います。
